パフイオペディラム

 

東南アジアから熱帯アジアにかけての、原産の地生、または半地生種です。
シンビジュームについで長い開花期を持ち、1か月くらいは花をつけています。
一輪咲き、多輪咲き共にあり、花の形態も多種です。冬から春にかけて咲く種類が一番多く、晩春から初夏に咲く品種もあります。

 

温度と日照

 

10~15℃あれば十分に育つ。葉が大きく葉焼けしやすいので、直射日光は避け、弱光線で。葉を痛めると花がつかない。夏は特に涼しい場所に。

 

水やりと肥料

 

コンポスト(植え込み材料)の表面が乾ききらないうちに、やや多めに水やりをする。肥料は、低温期や高温期を除き、ほぼ1年中やる。ハイポネックスの2000倍液を回数多く与える。

 

開花期の管理と植替え

 

開花期は10℃くらいの部屋が理想的。暖房のききすぎにも注意。
春と秋が植え替え時期だが、生育の盛んな春が好ましい。
水はけをよくするために、鉢穴を大きく空けるのが他の“らん”と異なる点。
※地生は、地面に根を張って生育すること。
半地生は、木の根本のように着生と地生の中間的なところ、
または着生と地生の両方にわたって生着すること。