シンビジューム

 

インドから東南アジアにかけて、原産種、改良種共に広く親しまれている最もポピュラーな“らん”。12月~4月が開花期で、1本に多くの花をつけます。
花もちもよく、30~60日間咲き、花色も、白、ピンク、赤、グリーン、黄色とバラエティに富んでいます。

 

温度と日照

 

寒さには強い品種だが、氷点下では枯死する。冬は12~13℃が適温。
最低7~8℃を保つ。春から夏にかけて十分に日光を。
真夏には30%程度の日除けを。

 

水やりと肥料

 

洋らんの中では最も水を好む。
年間を通して、葉の上から根本へと、交互にたっぷりと水を与える。
特に軽石で植えた鉢は乾きやすいので、真夏には1日2回。
肥料はハイポネックの1500倍液を回数多く。
夏にはリン酸主体の置き肥(バットグアノ等)に切り替える。

 

開花期の管理と植替え

 

開花期には、レースのカーテン越しなど日当たりのよい場所に。
この時期は肥料は不要、水も少なめでよい。
植え替えは花の終わった春に早めに。
コンポスト(植え込み材料)は軽石+バーグ(針葉樹の樹皮)、
小さな鉢は水苔を利用。